温泉の大きな浴槽の効果
温泉や銭湯での大きな浴槽の効果
温泉や銭湯の湯船で、思いっきり足を延ばし「ふぅ~~~っ」と
息をつくのは、まさに温泉の醍醐味、銭湯のいいところではないでしょうか。
我々庶民の生活の中では(私だけかもしれませんが)、ユニットバスで
脚を縮めて風呂に入るのが日常であり、たまに行く温泉の広い浴槽で足を
伸ばすのは、ほんとリラックスした気分になります♪
では実際、小さな浴槽と大きな浴槽ではリラックス度に違いはあるのでしょうか?
浴槽の大きさとα波の割合
皆さんご存知のように、α波は精神が安定してリラックスした状態にある時に現れる脳波です。
このα波が、大きな浴槽と小さな浴槽に入った時にどのように現れるのかを調べてみたデータがあります。
実験は入浴前30分の安静時間をとった後、
・大きな浴槽に入る
・ジャグジー付のやや大きめの浴槽に入る
・小さな浴槽に入る
の3つのパターンでα波の状態を調べました。
すると、
・大きな浴槽やジャグジーに入るとα波の脳波に占める割合が増加する
・その状態は浴槽を出た後も維持される
・小さな浴槽ではα波の割合はほぼ変化しない
という結果でした。
また別な実験によれば、体の疲れやダメージを回復させて心もリラックスさせる「副交感神経」の活動も、大きな浴槽の方が入浴後活発に働くことが確認されています。
この大きな浴槽に入っているのが温泉水ならば、その効果はさらに倍増するのでなないのでしょうか。