健康カプセルの温泉入浴
TV健康カプセル!ゲンキの時間で塩原温泉の入浴法紹介
管理人が毎週欠かさず見ているテレビ番組の一つが「健康カプセル!ゲンキの時間」です。
こちらで、1月26日に放映された「温泉地に学ぶ賢い入浴法」がなかなか見ごたえがあったので、その内容を紹介いたしますね。
塩原温泉郷での入浴法
150の源泉を持ち、塩原11湯として名高い塩原温泉郷に伝わる入浴法
・入浴前にまずかけ湯
住民しか入浴できない共同浴場では、まず足から心臓に向かってかけ湯をしてから温泉に入っている。
かけ湯がなぜ大切なのか栃木県大田原市の国際医療福祉大学の前田先生に伺ってみる。
かけ湯をせずに入浴すると、血圧の急上昇、脈の乱れを引き起こす。
実際に、テレビで実験したところ入浴直後150を超えていた血圧が、かけ湯をすることで血圧が上がらなくなった。
かけ湯のポイントは、回数にある。
回数が1回と3回では血圧が入浴前より上がったが、5回行うと入浴前の血圧と変わりなかった。
・お湯の温度は41℃以下
塩原温泉に限らず、温泉の効果で大切なのは身体が温まることで血行が促進され、老廃物が体外に排出されやすくなること。
また、免疫に関連するNK細胞も活性化される。
この様な効果を得るには、41℃以下の温度が望ましい。
テレビで、41℃と44℃のお湯で実験してみたところ、血流量は41℃の方が上昇していた。
また、44℃では血栓ができやすくなり体に良くない。
前出の前田先生による、おすすめお風呂の温度と入浴時間は、
・39℃以下で25分
・40℃で20分
・41℃で15分
*入浴は分割湯でも可(塩原温泉では、5分入ってちょっと休憩、7分入ってちょっと休憩、最後に3分入浴していた 合計15分)
*かけ湯はシャワーでも効果あり
健康を保つ温泉泉質の力
医学的に医療効果があると言われる温泉泉質は9種類ある。
・放射能泉は尿酸の排出効果が認められ、痛風に効果がある
・硫黄泉は血管拡張作用があるので血圧を下げる効果がある
・酸性泉は皮膚疾患に効果がある
大分県別府温泉には泥湯というものがあり、鉱泥浴が行われている。
鉱泥浴はリウマチや関節痛など激しい痛みを和らげる効果がある。
これは、泥湯が同じ温度でも熱を感じにくくなるため、長時間入浴が可能になり血流量が増え、痛みのもとが拡散されるためである。
自宅で同じ効果を得る方法は、炭酸浴をすること。
重曹(食用)15gとクエン酸10gを混ぜてお風呂にいれると炭酸ガスが発生して、これが体内の血流量を増やしてくれ同じ効果が得られる。
同じく別府温泉では、食塩泉の源泉から出る湯気を吸い込む健康法がある。
塩分を含んだ湯気を吸い込むと食塩を異物とみなして排出しようと繊毛の働きが活発になるので、慢性気管支炎や肺気腫などに効果的。
ウイルスなども排出してくれる。
自宅で同じ効果を得るには、500mlの水に10gの食塩を溶かした水をスプレーボトルに入れ、顔の前でスプレーし、鼻や口から吸いこむ。
風邪予防にも効果的です。
佐賀県の嬉野温泉の名物はお豆腐がトロトロに溶けている温泉湯豆腐。
温泉成分がアルカリ性のため、タンパク質でできているお豆腐を溶かしている。
このアルカリ成分がお肌の古い角質を取りツルツルのお肌を生み出してくれる。
自宅で同じ効果を得るには、180gほどの重曹(食用)をお風呂に入れる。
番組の最後に
・高い山にある温泉地では血圧が上がりやすくなるため、
高血圧などの持病のある方は注意が必要
・水分不足になりやすい早朝の入浴は、血圧・脈拍ともに上昇する
血液粘度も上昇して血栓ができやすくなるため注意が必要
TV健康カプセル!ゲンキの時間で別府温泉の紹介
2015年2月1日に放映された「知って得する温泉マニュアル」のご紹介です。
温泉の効果のひとつとして言われるのが「転地効果」。
転地効果とは、温泉地のように日常と違う環境に身を置くことにより自律神経のバランスが補正され、心身のリフレッシュにつながるという効果。
別府温泉は海にも近く、寒暖差が少なく気候も穏やかなので寒い冬に訪れるのにはピッタリ!
海の湿気を含んだ空気は新陳代謝を高めるなど、より自律神経のバランスを整える効果がある。
知って得する温泉マニュアル
- 温泉に浸かるのは1日2~3回まで
- 温泉に30分間入浴すると、1キロのジョギング位の体力を使う。これが疲れの元に
- 湯に浸かる時間は、お湯の温度が40℃の場合には20~30分が目安 うっすらと額に汗をかく程度で
- 40℃以上の場合は、1℃上がるごとに入浴時間を5分縮める
- 宿についたらまずお菓子を
- 空腹状態で温泉に入ると低血糖を起こす可能性があります。お菓子をつまんで少し血糖値をあげておきましょう
- タオルで体温調節を
- 内風呂では、入浴前にタオルを冷水でタオルを濡らして頭に載せるとのぼせ防止効果があります
- 冬の露天風呂では温かいタオルを頭に載せると、頭の冷えをおさえてくれます
- 入浴時間は、3・5・8の法則で
- 湯あたり防止のため、こまめにお湯から出ることが大切
- 最初は3分、次は5分、最後に8分という時間配分で
- 拭くのは押さえるように
- 湯上り後、タオルで拭くときはゴシゴシこすらないで
- 押さえるように拭くことで温泉成分が皮膚に残り、ゆざめしにくくなります
- 湯上りには炭酸
- 湯上りに炭酸水やビールを飲むことで、胃のぜんどう運動が活発になり消化機能が高まります
- ただし、ビールはコップ1杯
- 入浴は食事の30分前に
- 食後に入浴すると、血液が皮膚の表面に集まるため胃の働きが弱まり胃もたれに
- 寝起きは脱水状態です。朝風呂は水分補給の後、30分休憩をとってから
別府温泉の二湯めぐり
機能温泉浴とも呼ばれる二湯めぐりは、異なる泉質の温泉に正しい順番で入ることにより、最大限の効果が得られる温泉の入り方です。
日本にある泉質11種類のうち10種類が揃っている別府温泉ならではの入り方
クレンジング&保湿で美肌
組み合わせは強酸硫黄泉と食塩泉
実際に入浴したのは、別府温泉保養ランドの鉱泥浴とひょうたん温泉。
一湯めの強酸硫黄泉の強い酸性の湯が余分な皮脂を分解、さらに肌の細胞が刺激を受けて古い角質が生まれ変わりやすくなります。
二湯めで保湿をします。メタケイ酸という、化粧品にも使われる保湿成分を含む湯に浸かることで、しっとりもちもちの美肌になります。
代謝アップ
一湯めは別府名物の砂湯。じわりじわりと身体が温まってきます。
全身の血行が良くなったところで二湯めに刺激が少なく身体に優しい単純温泉に浸かります。
身体の芯から温まり、代謝もアップ。冷え性の方におすすめです。
ヒーリング効果アップ 究極の癒し湯
ポイントとなるのは、アルカリ度の異なる温泉に浸かること。
人間はストレスを感じるとコルチゾール、別名ストレスホルモンと呼ばれるホルモンの分泌量が増えます。
このコルチゾールがアルカリ度の高い湯から低い湯に入ると半減したという調査結果があります。
癒しを得たい方は、一湯めにアルカリ度の高い湯(天満温泉)、二湯めに一湯めよりアルカリ度の低い温泉(東蓮田温泉)に使ってみてはいかがでしょうか
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