温泉でがん治療は可能?
温泉でがん治療はできるのか?
巷でがんに効くと言われている温泉というものには、一つの共通項があります。
ほとんどが、「ラジウム・ラドン泉(放射能泉)である」ということです。
末期がんも治るという噂の玉川温泉にしても、温泉水は酸性硫黄泉ですが、がん治療に効果があるのは、地中に埋まっている北投石(ラジウム鉱石)が発する放射線を浴びる岩盤浴であると言われています。
やわらぎ温泉(福島県)、奈女沢温泉(群馬県)、増冨温泉(山梨県)、三朝温泉(鳥取県)、関金温泉(鳥取県)、がんに効くと言われる温泉のほとんどがラジウム温泉なのです。
一方、被爆国でもあり、東日本大震災後の原発事故以降放射線の人体への影響、特に放射線とがんの関係についてはいろいろなことが言われています。
いったい科学的・医学的に見て、どちらが本当のことを言っているのでしょうか?
放射能泉の人体への悪影響はないのでしょうか?
三朝温泉(みささおんせん)での研究データ
鳥取県鳥取市から車で約1時間。三朝温泉は源頼朝の時代に温泉地として発見されてから、「不老長寿」「万病に効く」湯治の湯として長い歴史を刻んできました。
大正時代に日本全国でラドン温泉ブームが起きたときには、キュリー夫人も放射能の強い温泉として三朝温泉について言及しています。
昭和14年には岡山大学医学部が、温泉治療を目的に三朝温泉療養所(現岡山大学三朝医療センター)を開設し、昭和18年には岡山大学放射能泉研究所として放射能泉に関する応用研究を続けています。
三朝温泉の源泉中のラドン量は、最高検出683.3マッヘ/Kg(9087.89ベクレル/L)、平均で32.3マッヘ/Kg(429.59ベクレル/L)の測定値があります。温泉(25℃以上)としては、現在、ラジウム含有量世界一です。
放射線は、もちろん温泉水からだけではなく、湯ノ花、岩石、土壌、大気中にも存在するので、温泉地で生活する人へも当然影響を与えています。
そこで得られた研究結果は、
・10年以上住んでいる人たちのリンパ球染色体に異常は見られなかった
・胃がん、肺がん、大腸がんの発生率は、他の地域に比べ逆に低い
というものでした。
また、
社会保険いわて健康管理センター長柳澤氏(岩手医科大学名誉教授)も、「温泉地の住民や湯治者を対象にした多くの研究があるが、今のところ健康上問題になるデータはない」と語っています。
放射線ホルミシス効果
前述の柳澤氏によると、
「最近では、微量の放射線はむしろ体にいい、との報告も目につく」
とのこと。
放射線に関しては、これまで遺伝子(DNA)を傷つけるという側面から多くの研究がなされており、どんなに低い量でも障害作用をもつという考えが主流でした。
しかし、最近の研究では微量の放射線は、
・免疫機能を上げる
・生体防御機能を高める
・がんの発生・転移・増殖を抑える
・ストレスを和らげる
などの作用があることがわかってきました。
実際、柳澤氏自身も「がんの温泉」といわれる玉川温泉の湯治患者で、免疫を担う細胞の働きが微増することを突き止めておられます。
”少量の毒は、かえって薬となり刺激作用がある”
”弱いストレスは心身にプラスに働く”
など
大量では有害作用を持つものが、
少量では逆に有益な効果をもたらすことを
「ホルミシス効果」と呼びます。
放射線に関しても、「放射線ホルミシス効果」があるという研究結果が続々と出てきているのです。
放射線のがんへの効果について詳しくは、
コラムの「少量の放射線を浴びると」をご覧ください。
自宅で玉川温泉の岩盤浴効果
十和田八幡平国立公園内の秋田県側に全国からがん患者さんが集まる玉川温泉があります。
玉川温泉は、日本一の湧出量を誇る強酸性温泉、岩盤浴と温泉入浴による温熱効果、さらに北投石(ラジウム鉱石)の微量放射線によるホルミシス効果により、本来生物に備わっている自然治癒力が飛躍的に高まると考えられ、その評判を聞きつけて訪れる湯治客は年間30万人にも上っています。
この玉川温泉の岩盤浴場(自然散策路)の地中に埋まる「北投石」は薬石とも呼ばれ、台湾の北投温泉と日本の玉川温泉にしか存在しません。
この「北投石」から放出される微量の天然ラジウム放射線やラドンガスは温泉療養としては最高レベルの効用があることが学術的にも認められてきているのです。
「北投石」のパワーを自宅のベッドで
こちらはベッドの上に乗せて、玉川温泉の岩盤浴と同じ効果が得られるホルミシス敷パッドです。
寝ている間、ずーっと効果が得られます。
ご購入者の口コミ評価もとても高い商品です。
セラミック加工技術に優れたメイドインジャパン、安心の日本製です。