鹿が見つけた温泉 その2
2023.06.01
カテゴリ:温泉豆知識
鹿が見つけた温泉 その2
日本の温泉には動物や鳥などが傷をいやすのを見て発見された温泉がたくさんあります。
今回は「鹿」編その2です。
鹿教湯温泉(かけゆおんせん)
長野県上田市
鹿に姿を変えた文殊菩薩が、信仰心の厚い猟師に温泉の場所を教えたという伝説が残る温泉。
温泉名もそれにちなんで、鹿の教えた温泉、すなわち鹿教湯(かけゆ)と呼ぶ。
温泉地にある文殊堂には、行基が彫った文殊菩薩像が安置してあり、日本三大文殊のひとつとされている。
湯の山温泉(ゆのやまおんせん)
三重県菰野町
開湯1300年の歴史を持つ温泉である湯の山温泉は、浄薫和尚が薬師如来のおつげにより発見されたと伝わっています。
傷ついた鹿が傷をいやしたという伝説から「鹿の湯」とも呼ばれていました。
山鹿温泉(やまがおんせん)
熊本県山鹿市
平安時代末期に起きた保元の乱で京都から敗走した源氏の武将宇野親治が山狩りをしていたところ、傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見て、この温泉をみつけたことから温泉名および地域名が山鹿となっている。