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福島の原発事故と放射線

福島第一原発事故の放射線とラジウム(ラドン)温泉の放射線

福島第一原発事故から放出された放射線は人体に悪影響があり、三朝温泉や玉川温泉岩盤浴によるラジウム温泉・ラドン温泉の放射線は体に良い。

なんか矛盾しているんじゃないの?

そう思われた方向けに、最近私が読んだ本の中から、なぜそんな矛盾が生まれたのか?を解説している部分が大変参考になるので一部抜粋しておきますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。

本の名前は『戦後70年の病根を検証する 連合国戦勝史観の徹底批判!』

ハリー杉山さんの父でイギリス人のジャーナリスト、ヘンリー・ストークスさんと藤井厳喜さんの対談本です。

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第5章 福島第一原発事故と放射線の問題

「ショウジョウバエの実験」が大間違いのもと

ストークス
 『歴史認識』意外にも、内外のメディアが大きく偏向していると、そう思うことがあります。福島原発事故の問題です。吉田調書の問題は、ずいぶん報道もされているのでここでは別な問題提起をします。
 2014年12月3日に、日本外国特派員協会で、記者会見が行われました。会見したのは、オックスフォード大学名誉教授で、『放射能と理性』という名著もあるウェード・アリソン博士でした。専門は素粒子物理学で、放射線の医学やその他への応用に関する大家でいらっしゃいます。2年前に、日本には『放射線の正しい知識を普及する会』(渡辺昇一会長)が発足し、私も折に触れ、その情報に接しています。
 また、同時期にアメリカに国際的な放射線の専門家たちの会であるサイエンティスツ・フォー・アキュレイト・ラジェーション・インフォメーション(略称SARI)が発足し、そこからの英文のレポートなども目にしています。すると、どうもいままで私が放射線について「常識」のように思っていた事は違うらしいことが分かってきました。具体的に言えば、それは低線量放射線の健康への影響です。実は、低線量放射線の影響については、国会の答弁でも議論されているので、ほとんどの国会議員は耳にしたぐらいの認識はあるはずなのです。
 端的に言えば、100ミリ・シーベルト程度までの低線量の放射線は、健康に害があるどころか、むしろ健康にプラスの影響があるという説が有力になってきました。

藤井
 トーマス・D・ラッキー博士がこの分野の第一人者でしたね。ミズーリ大学の名誉博士で、NASAのアポロ計画の時に、地上の数百倍の宇宙放射線環境での安全性を研究された方でしたね。適度の放射線被爆は「人体に恩恵をもたらす」ことを発見し、それを「放射線ホルミシス効果」と名付けて世界に発表された。茂木弘道さんが『ラッキー博士の日本への贈り物 放射能を怖がるな!』と題して日新報道から論文等の邦訳を出版していますね。
 私はチェルノブイリ事件について調べていた時に、この「ホルミシス効果」という言葉を知り、大変驚きました。

ストークス
 少し冗長になるかもしれませんが、できるだけ簡潔に、要点だけお話しします。
 今ある放射線の科学的世界観というのものは、全てショウジョウバエの実験から始まっているのです。ショウジョウバエに放射線を浴びせたら癌になった。放射線を浴びせれば浴びせるほど、癌が増殖した。そこで、その比例線を下の方に延長してゼロに繋げてしまった。まあ、わかりやすく言えば、そういう話です。
 ここから「アララ」という発想が出てきます。アズ・ロー・アズ・リーズナブリー・アチーバブル(達成できる限り低い方がいい)の略(ALARA)です。もちろん、この発想からするとゼロが良いことになりますが、放射線ゼロだと、我々は生存できない。しかし、可能な限り放射線量を低くしようと必死になる。除染をしてみたり、低線量の地下水まで「汚染水」と位置づけ、タンクに貯めてみたり。全くバカげた不必要なことをやっているのです。
 このゼロから比例する直線モデルを延ばすモデルを「直線無敷居値(LNT)モデル」と呼びます。「敷居値」というのは、これ以上は危険、これ以下なら安全という「敷居」となる値のことです。この「敷居」というのは英語のthreshold(スレッショルド)の訳です。(訳注:敷居値は限界値、また閾値と訳されることもある)LNTは、そうした「敷居」値がなく、放射線量が多ければ多いほど、癌になるという比例の直線を描いたモデルのことです。
 これが間違いだというのは、二つの理由からです。ひとつは、ショウジョウバエというのは、DNAの修復機能がない生物だったこと。もうひとつは、低線量放射線での実験結果を踏まえずに、仮定でLNTモデルを作ってしまったことにあります。
 生物には、人間も含め、DNAに修復機能がある。全ての細胞のDNAは、放射線も含め様々な要因によって、破壊をされるのですが、DNAは、その修復ができるのです。高線量の放射線を照射した場合は、修復は不可能になりますが、低線量の場合は、DNAはもとにもどることができる。言ってみれば、癌細胞にならないのです。ところが、ショウジョウバエは、特殊で、そのDNAの修復機能がないことがわかった。つまり、低線量の放射線でも、癌細胞ができるということです。

藤井
 マラーがショウジョウバエを使って高線量放射線の照射実験をしたことは、まさに運命の悪戯でしたね。ショウジョウバエには、DNAの修復機能がなかった。さらには、他の生物で低線量の照射実験をすることもなく、LNTモデルを構築してしまったという二つの瑕疵が重なってしまったのです。

ストークス
 現在、SARIの科学者は、低線量放射線は、人体に悪影響を及ぼさないと訴えています。年間100ミリ・シーベルト程度では、まったく人体に問題がないどころか、DNAの修復機能によって、かえって細胞が再生されて若返り、より健康になるという説が有力になってきました。
 ジャーナリストは、こうした既存の知見と違った見方にも、もっと注目して報道をしたりするべきなのですが、さっぱりそうした気配がありません。とにかく、センセーショナルに、核は危険だ、放射線は将来健康被害をもたらすと、恐怖をあおることばかりしています。
 しかし、冷静に考えてみてください。100ミリ・シーベルト程度の低線量放射線が健康に害がないとしたら、福島第一原発周辺の強制避難は、まったく必要なかったことになります。健康への被害など、現状の福島第一の事故で発生したぐらいの低線量の放射線ではありえません。それにもかかわらず、ラジェーション・フォービア(放射線恐怖症)という目に見えないお化けを恐れて、避難を強制された多くの方々が亡くなりました。事故のすぐ後の段階で、強制避難によって病院での適切な医療が継続できなかったり、寒い中を避難したストレスなどで、ものすごく多くの方々が亡くなっているのです。そうした方々は、強制避難という誤った政策判断によって、強制的に殺されたも同然です。いったい、将来、いまの低線量の放射線で、健康被害を受けることなどは、まずありえません。癌が発生したとしても、それは福島第一の事故が原因ではない。現時点でも、福島第一の事故が原因で、癌が増えたという報告はありません。また、原因があるとしたら、放射線ではなく、ストレスが原因です。
 私は原発推進論者です。あの福島第一の事故があっても、未だに原発の放射能で死んだ人は一人もいません。人々も、強制避難をさせられた人々以外は、日本で普通の生活を送っています。おかしいとは、思いませんか。被害者は、強制避難をさせられた人々のみで、これは政治判断の誤りであり、強制避難をさせられた人々と、その一帯のみが被害を受けている人災です。「放射能お化け」を理性を失って恐れたことから生じた、恐るべき被害です。
 そうした結果を生み出した原因は、政治判断の誤りでしょう。放射能とは関係ない。原発事故のせいではないと、どうして考えられないのでしょうか。原発事故があっても、強制避難がなければ、生き延びた方々が、2000名以上は、いたのではないでしょうか。その人々を殺したのは「放射線恐怖症」という実体のないお化けです。人類は、もっと理性を高めなければなりません。

(以下ジャーナリズム論のため後略)

藤井
 放射線は自然界で存在しており、人類はその中で進化し、生存し続けてきました。放射線ゼロが一番体に良いという仮説は常識に反しますね。ホルミシス効果というのは、確かに存在します。ただし、どこまでが健康に良いのかという線引きについては、種や個体による差もあると考えられます。
 同じ太陽光線を浴びていても、白人は皮膚癌にかかりやすいし、黄色人種や黒人はかかりにくい。それと同じことでしょう。チェルノブイリに関するドキュメンタリー映画『被爆の森から:チェルノブイリの生態系』(2011年フランス)を見ると、同じ地域でも被害を受けた動物と、以前より盛んに繁殖している動物がハッキリ分かれています。モンゴル馬という野生馬やある種の野ネズミは個体数も増え、元気で繁殖していると報告されています。
 とにかく心すべきは、如何なる報道も事実と科学に基づいていなければならないという事です。科学的根拠のないヒステリックな報道はパニックを煽るだけで、結局、その報道自体が犠牲者を生み出します。ジャーナリズムがセンセーショナリズムに流れないようにしなければなりません。

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『ラジェーション・フォービア(放射線恐怖症)という目に見えないお化け』にいまだ恐れている方には、ぜひ読んでほしい本ですね。

おすすめいたします。

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