温泉療法は、古来より湯治として親しまれてきました。温泉療法.comでは温泉治療の効能や各種病気に効能のある湯治場を紹介いたします。

温泉入浴法あれこれ

温泉入浴法あれこれ

温泉の利用法にもいろいろあります。
温泉に入浴するだけが温泉利用法ではありません。
ここでは、日本全国にある様々な温泉利用法を紹介いたします。

時間浴(高温浴)

日本人は、欧米人と比べて高温浴が好きな民族として知られています。
ドイツでの一般的なお風呂の温度は35~39℃ですが、日本では41~44℃くらいの温度が一般的に入っている温度となっています。
これは、江戸時代の漢方医が温泉の効用はその温度にあると明言し、熱いお湯に入ることを推奨していたためと言われています。

それはさておき、時間浴(高温浴)について。
48℃前後の高温浴で3分間の入浴を、1日3~4回繰り返す草津温泉の「時間湯」は、高温浴の代表的な温泉療法です。
これは、自律神経の変調作用を利用して頑固な慢性病を治療しようとするもので、草津では「湯長」の指導の下で現在も行われています。
刺激療法、鍛錬療法といっても差し支えなく、体質改善にもつながっています。

持続浴(ぬる湯)

体温に近い不感温度である35~37℃くらいのぬる湯に入ると血圧が安定し、鎮静作用も働きます。
また、持続湯(ずっと入っていられる)が可能なため、温泉自体の持つ成分が体内に取り込まれ、薬理作用も期待できます。

通常1~2時間から、「夜詰めの湯」といい一晩入浴する伝統的な入浴法で、高血圧、動脈硬化、不眠、関節痛、更年期障害などに効果が期待できます。

冷泉浴

13~14℃の硫黄泉に入浴する「寒の地獄温泉(大分県)」が有名です。
草津温泉の時間浴と同様に、寒冷刺激を利用して自律神経のバランスを整えることにより、生体リズムを本来の姿に戻す療法です。

寒の地獄温泉では、非常に低温ではあるが鮮度抜群の還元力のある冷泉が注ぎ込まれています。

蒸し湯

蒸し湯とは、温泉の蒸気を浴室に引き込んで浴びる蒸気浴のことをいいます。
ミストサウナと異なる点は、蒸し湯は蒸気に温泉成分が含まれていることです。

利点としては、湯に浸からなくてもいいので心肺への負担が少なく長時間利用できること。温泉成分の吸入による効果も期待できることです。次に述べるように様々なバリエーションがあります。

箱蒸し

後生掛温泉(秋田県)が有名。
人がすっぽり収まる箱の中に蒸気を引き込み、首だけ箱から出す入浴法です。

痔蒸し

瀬見温泉(山形県)が有名。
板を敷き詰めた床に、直径4cm位の穴が開いており、その中から温泉の蒸気が上がってくる。
穴にお尻をつけて座ったり、あおむけに寝ると患部に蒸気があたり痔に効果的とされる。腰痛や婦人病にも効果があると言われる。

砂蒸し

指宿温泉(いぶすきおんせん 鹿児島県)が有名。
指宿の「天然砂蒸し温泉場」は、1キロにわたる砂浜で、錦江湾を望みながら砂の中に横になり、最高85℃の食塩泉で温められた砂をかぶせてもらいます。10分もすると、砂の熱と砂の圧力でどっと汗が吹き出します。

関節痛、腰痛、神経痛、筋肉痛などに効果的といわれるが、心臓病、高血圧の方は避けてください。

岩盤浴

玉川温泉(秋田県)が有名であり、発祥の地でもあります。
玉川温泉の岩盤浴は、火山の熱エネルギーで温まった地面に横たわり、地熱を浴びながら、蒸気を吸い込みます。
また、玉川温泉岩盤浴の特徴として、温泉成分が石化した世界でも珍しい「北投石」が地中に埋まっており、そこから微量の放射線が発せられ、身体の細胞を活性化させ、免疫力を高める作用があるとされます。

オンドル

後生掛温泉(秋田県)が有名。
地熱帯に「オンドル宿舎」という大部屋があり、入浴後この部屋で寝泊まりすることで体温が上がり、自然治癒力を高める効果があるとされています。

打たせ湯

2~3mの高所から落ちる湯を体に当てる打たせ湯は、江戸時代には「滝湯」と呼ばれた歴史ある入浴法です。

打たせ湯は、温熱作用と落ちる湯の圧力による物理的効果によって、打たれた局所の血行が良くなり、筋肉の凝りが和らぎます。
また、湯がはじけ飛ぶときにマイナスイオンが発生し、これが心身のリラックス効果、鎮静効果をもたらします。

鉱泥浴

鉱泥浴には、温泉成分を含んだ泥(鉱泥)の中で全身浴する方法と、鉱泥を湿布状にして患部に用いる方法があります。

全身入浴では泥による保温作用とともに、泥に含まれるミネラル等が肌に直接作用して、様々な効果が期待できます。
20~30分間ゆっくりと浸かるのが良いが、温泉に入るよりも体への負担が大きいので注意が必要です。

飲泉

ヨーロッパにおいては、多種多様なミネラルが溶け込んでいる温泉は、「飲む野菜」と言われています。
一回に100~200mlを、時間をかけて噛むように飲みます。
食前30分から1時間前の空腹時に飲むのが基本。
ただし、ラジウム・ラドン泉、鉄泉など胃の粘膜を荒らす恐れのある温泉は食後に飲みましょう。

飲泉により痛風・糖尿病などに効く重層泉、消化器系に良い食塩泉、数多くの疾患に効果のある硫酸塩泉、ほかにも硫黄泉、酸性泉、炭酸泉、放射能泉などが効果の期待できる温泉です。

ただし、飲むのは循環湯ではない、安全かつ新鮮な湯であることが重要です。

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