温泉療法は、古来より湯治として親しまれてきました。温泉療法.comでは温泉治療の効能や各種病気に効能のある湯治場を紹介いたします。

温泉で高血圧治療

温泉で高血圧・心臓病治療はできるのか?

いままで高血圧や心臓病など循環器疾患に対して入浴は要注意、ないしは危険とされていました。
しかし今現在、鹿児島大学医学部霧島リハビリテーションセンターなど高血圧症や重症の心不全患者に温泉療法を導入して成果を上げている処も多いのです。

霧島リハビリテーションセンター長田中氏の研究によれば、
(温泉の)血圧降下、心臓の負担緩和作用は明らかで、十分な管理のもとでは大きな副作用もない。温泉療法や入浴は、基本的薬物療法に加えての新しい心不全の治療法として期待できる」
と語ります。

温泉の血圧降下作用

実際、霧島リハビリテーションセンターの単純硫化水素泉41℃に10分間入浴することにより、深部体温(直腸、食道での測定)の上昇とともに、最高血圧、最低血圧が低下し、心拍数と心拍出量(心臓が送り出す血液量)が増加します。

その作用機序は、次のように考えられます。
温泉の熱エネルギーによって体表面の毛細血管で温められた血液は、静脈系を介して体深部の体温を上昇させます。
それに伴い肺血管系を含めた全身の血管は拡張し、血管抵抗を下げ、降圧効果をもたらします。

一方、血管抵抗が下がるため心拍出量は増加します。
これは送り出される血液の量が増えるということなので、血圧上昇を招きます。

しかし、実際に血圧は低下しているのです。

田中センター長によれば、これは
血管拡張(血圧低下要因)が心拍出量(血圧上昇要因)を上回るため
と説明しています。


降圧効果が高い温泉泉質としては、
保温効果のある芒硝泉(炭酸ナトリウム)、食塩泉、明礬泉(硫酸アルミニウム)、石膏泉(硫酸カルシウム)
血管拡張作用がある炭酸泉、硫化水素泉
があげられます。

また、硫酸ナトリウムや重炭酸ナトリウムを含む市販の入浴剤でも効果に大小はありますが、同じような効果は得られます。(淡水のお風呂と比較して)

温泉の心臓の負担軽減作用

田中センター長が重症心不全患者に対して行った温泉療法により、温泉入浴やサウナが心臓疾患にも有効であることが確かめられました。
対象者は、突発性拡張型心筋症や虚血性心筋症の患者さんで、自動昇降浴槽を使用、41℃の湯に10分間入浴したデータとなります。

心臓の負担軽減作用は次のように起こります。

まず身体が温まり、全身の血管が拡張して心臓左心室が送り出す血流の抵抗が下がり、心拍出量が増加します。
また肺動脈の拡張は、右心室から肺への血液の流れをスムーズにし、静脈系血管の拡張は、心臓に戻ってくる血液が滞るのを防ぐとともに、心臓の負担を軽くします。

一方、入浴による心拍数と血液拍出量の増加は心臓の負担になるが、この点はどうなのでしょうか。

実際に調べてみると、心筋の酸素消費量でわかる心臓への負担はわずかで、心拍出量の増加によるメリットの方がずっと大きいことがわかり、入浴による心臓への負担軽減作用が実証されたのです。

心疾患の方の入浴法

入浴

湯水の圧力によって横隔膜が上がり、心臓が圧迫されたり、心臓に戻ってくる血液量が増えます。
首までどっぷりつからずに、みぞおちくらいまでにして静水圧の影響を少なくしましょう。肩や首にタオルをかけて保温することも必要です。
温度は39~41℃で10分間の入浴が望ましい方法です。
42℃以上では神経を刺激し、38℃以下では温熱効果があまり得られません。

サウナ

お風呂と違って静水圧がないため、心臓疾患の方にはより適しています。
60℃で15分ほど入るのが好ましく、家庭では入れる一人用サウナがおすすめです。
ちょっとお高いですがこの様なものです↓

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