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少量の放射線を浴びると

少量の放射線を浴びると人体はどう反応するのか?

「放射線を浴びると遺伝子DNAが破壊され、がんになる」はホントなのでしょうか?


人間の体内では、ものすごい数のDNA損傷が絶え間なくつくられており、人体内ではそれに対処するために、様々な種類の防御機構が何重にも展開されています。

DNA自身による損傷修復も行われますし、アポトーシスと呼ばれる細胞がスッと縮んで死んでゆく細胞自爆死(細胞自滅)と呼ばれる現象も生体防御機構の重要な一部をなしています。
(逆に炎症が起きて壊死することをネクローシスといいます)


このような状況下で、放射線を浴びたら細胞はいったいどのような影響をうけるのでしょうか。


もちろん、放射線を一気に大量に浴びれば(3000~5000ミリシーベルトで半数の人が死亡、500ミリシーベルトで抹消血中の免疫機能をつかさどるリンパ球が減少)人体内の修復機能はすべてのDNA損傷を治すことができなくなり、その結果、DNAの永続的な変異が増える、つまりがんが増えるのです。


では、放射線量が少量であればどうでしょう。


今までの常識では、少量であれば少量なりにがんが増えるという考えが主流でした。

しかし現在、数多くの研究結果が少量の放射線を浴びるとDNA損傷修復機能やアポトーシスの働きを強化するという結果を示しているのです。


生体内でのDNA損傷は、主に生物が生きていくために体内で夜も昼も営まれている酸素代謝で発生する活性酸素によるものと、普段浴びている放射線により直接または間接的に傷つけられるものがあります。

では、どちらがより多くDNAを傷つけているのでしょうか。

酸素代謝による修復不能なDNAの数は、1日1細胞あたり100個
(修復可能なDNAも含めると100万個)

自然放射線により生じる修復不能なDNAの数は、同1万分の1個
(修復可能なDNAも含めると0.005個 年間1ミリシーベルト被爆で)

との研究結果がでています。

このような状態のところで、放射線を少量照射することにより生体防御能力が高まれば、放射線で作られるDNA変異が多少増えたとしても、圧倒的多数である酸素代謝によるDNA変異が大幅に減少するので、総体としてのDNA変異は減り、したがって発がんも減るということが導き出されるのです。


少量の毒は、かえって薬となり刺激作用がある
小さいストレスは刺激し、過剰なストレスは抑制する

という

大量では有害作用を持つものが、
少量では逆に有益な効果をもたらすことを
ホルミシス効果」と呼びますが、

この原則が、放射線についても当てはまる研究結果が今現在続々と出てきているのです。


放射線に関する8分間の動画です。ご参考までに



◎低線量放射線照射による活性酸素除去能の増加
ラットの大脳皮質に様々な量の放射線を照射して、活性酸素と除去する酵素(SOD スーパーオキシドディスムターゼ)の反応を調べた研究では、少量の線量を照射するとSODの反応が増加し、0.5グレイの照射で最大になった。

◎低線量放射線照射によるDNA損傷修復機能の増加
DNA損傷の超微量測定法を開発し、ガンマ線(放射線の一種)2グレイ照射で発生するDNAの塩基損傷の修復を直接測定した研究では、人間の培養細胞にあらかじめ0.25グレイの放射線を照射しておくと、それに続く2グレイ照射による損傷に対して約2倍の修復機能の増加が認められた。

*放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線などの種類があります。

*放射線の強さはグレイで、人体への影響はシーベルトという単位で表します。
 ベータ線、ガンマ線では1グレイ=1シーベルトですが、アルファ線は浸透力はないが、
 人体に強力に働くので、20倍の係数をかけ1グレイ=20シーベルトとなります。


このほかにも低線量の放射線照射では、

・免疫バランスの向上
・がん抑制遺伝子P53の活性化
・血液中の各種ホルモン分泌の増加
・血中コレステロール値の減少

などの効果が報告されており、

実際に、いま医療現場への臨床的応用が始まっているのです。

◎放射線ホルミシス効果による治療実績があるもの
・関節リウマチ
・脊椎炎
・腰痛
・神経痛
・関節炎
・喘息
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性皮膚炎

◎放射線ホルミシス効果で治療効果が予測できるもの
・がん再発防止
・がん治療向上
・各種肝炎
・糖尿病
・アルツハイマー進行防止
・パーキンソン病


ラジウム温泉・放射能泉に行けない方におすすめ



追記(2014.4.2)
放射線ホルミシス効果の産みの親トーマス・D・ラッキー博士がお亡くなりになりました。
94歳での大往生だったとのことです。
ラッキー博士は、東日本大震災後に原発事故の放射能に苦しむ日本に対して、

「放射能を怖がるな」という本を緊急出版(2011.8月)してくださいました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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